のぶろぐ

hiraikun

気象庁は、去年大きな被害をもたらした台風15号、台風19号を命名して、後世に教訓として残すことにしました。台風15号は「令和元年房総半島台風」、台風19号は「令和元年東日本台風」と名称を定めました。台風による命名は、昭和52年9月の台風9号の「沖永良部島台風」以来、42年ぶりということになります。名称を定める基準は、気象庁によれば台風による顕著な被害(損害か億等1000棟程度以上、または浸水家屋10000棟程度以上の家屋被害、相当の人的被害)が発生し、かつ後世への伝承の観点から特に名称を定める必要があると認められる場合としています。令和元年房総半島台風は風による被害が甚大だった”風台風”だったのに対して、東日本台風は雨による被害が甚大だった”雨台風”でした。房総半島台風では千葉県で長期にわたる停電が起こり、電柱の地中化と電気をためる蓄電の必要性が教訓として言われています。東日本台風は東北から関東甲信にかけて大河川の堤防決壊が多数起こり、大雨のピークを過ぎても大河川の水位は上昇するので大雨の特別警報が解除になっても避難所から早期に帰宅するのは危険であること、堤防などのインフラが整備された近年においても堤防安全神話を過信してはいけないこと、近年増加する大雨に対してハザードマップは1000年に1度の想定雨量で作成する必要があることなどが教訓としてあげられます。ところで、42年ぶりの台風災害の命名ということですが、台風の「強さ」についての統計がある1977年(昭和52年)以降、強い勢力の台風(中心付近の最大風速33m/s以上)は増えているか、減っているか調べたところ、強い勢力の台風は年間15個前後で増えても減ってもいません。台風に関しては、地球温暖化による影響は表れていませんが、今後は勢力の強い台風が増えると予想されています。2/20