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   気象防災アドバイザー・気象予報士・防災士 平井信行 

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 「水害避難タワーの建設を提案」

  高知県の津波避難タワーを見学して思いついた。

  「水害避難タワー」を川沿いの浸水想定区域に

  建設してみてはどうだろうか。


  たとえば、熊本県南部を流れる球磨川。

  令和2年7月豪雨時には、ほぼ全域で氾濫した。

  この流域はV字谷のような地形になっているので、

  大雨が降ると短時間で川の水かさが増す。

  まさに津波と同じような現象が洪水でも起こる。

  ”津波洪水”ともいわれ、流れも早い。

  水害時、V字谷の斜面を登って避難した人もいた。


  令和2年の水害以降、球磨川流域では、

  最大の支流、川辺川にダムの建設案が再浮上し、

  川沿いの集落のカサ上げの工事が始まろうとしている。

  カサ上げ対象の集落は、工事が終わるまで長期間住めない。

  これを機に、長く親しんで住んでいた地域を離れる人も多い。

  地域の過疎化が一気に進む。

  ダムが完成するまでには、次なる水害が起こるおそれもある。

  

  そこで、水害避難タワーを川沿いの浸水想定エリアに

  建設してみてはどうだろうか。

  タワーの上には公民館などの公共施設を置くなどして

  日ごろから水害タワーが活用できるのではないか。


  気象防災アドバイザー・気象予報士・防災士 

  平井信行

  令和5年11月13日