空見てギャラリー

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2019年3月8日 東京・渋谷 光環(こうかん)

この光環は、おそらく花粉が大量に飛んでいることで、花粉の粒子で太陽の光が回折現象を起こしてできたものとみられます。つまり、花粉の粒によって、太陽の周りに虹の輪ができたようです。花粉はいやですが、こんな光景も作り出してくれます。
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2019年1月5日午前8時撮影 石川正夫さん 場所 横須賀市 つるし雲

海や山では暴風の前兆の雲ですので、この雲を見たら海や山には出かけないでください。
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2018年10月20日 東京・渋谷 ソメイヨシノ 台風の影響とみられる返り咲き
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2018年9月23日 九州脊梁山脈トレイル 下の写真のようなコースもあれば、森の中も
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2018年9月23日 日本最南端の天然雪スキー場 五ヶ瀬ハイランド 奥にかすかに見えるのは阿蘇山の山並み
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2018年8月22日 広島県坂町小屋浦 明治時代の水害の碑 碑の向こうには、土石流の痕跡

7月の西日本豪雨の被災地、広島県坂町小屋浦にお見舞いに行きました。ここでは明治40年(1907年)の7月、大雨で土砂災害が起こり、44人の犠牲者が出ました。今回は、同じところで111年ぶりに甚大な土砂災害が発生し、多くの犠牲者がでてしまいました。先人は水害の石碑を立てて、私たちに教訓として残しましたが、残念ながら同じ悲劇を繰り返してしまいました。「天災は忘れた頃にやってくる」といいますが、私たちはこのような先人の教えを防災に活かさなければいけません。
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2018年7月27日 富士登山競走11回目の完走 念願の赤ゼッケン!

赤ゼッケンは50歳以上でつけて走る勲章。1998年から富士登山競走に取り組んできて、19回目の出場。ここまで長く続けてこられたのも、富士山が好きであることと、仲間がいたからこそ。皆さんに感謝!そして、永遠の挑戦者でありたい!!
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2018年2月10日 池田由美さん(高校時代の同級生)撮影 富士山の「つるし雲」

つるし雲は、悪天の前兆として知られています。雨や暴風の前触れとして出現します。ですから、この雲が現れたら、富士山に登るのは絶対にやめましょう。実際に、この日の夜から雨や雪になりました。決して、地震雲ではありません。そもそも、地震と雲とは科学的な根拠がありません。
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2017年8月2日 阿蘇の外輪山から見た阿蘇五岳

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2016年4月3日 埼玉県幸手市さくらマラソン 渡部さん撮影

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環天頂アーク tomaさんが2016年2月22日所沢にて撮影

環天頂アークは、写真の最も上の虹色の部分を指します。太陽高度が低い冬場や夕方、朝方に見えます。木の上に明るく輝くのが太陽で、その上に日暈が薄く見えます。風が弱いときに、氷の粒に太陽の光がぶつかってUの字の形で虹色に見えます。環天頂アークに接するように、反対の円弧状の薄い虹色に見えるのが、上部ラテラルアークと呼ばれる珍しい現象ではないかと思われます。
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ダイヤモンドダストと幻日 Poppoさん

長野県軽井沢町で撮影されたものです。空に星のように見えるのが「ダイヤモンドダスト」です。氷点下15℃以下に冷え込んだとき、空気中の水蒸気が凍って、太陽の光に当たってキラキラ光ります。さらに、画面の中央より下、木の上付近には「幻日」と呼ばれるひときわ輝く太陽のような光が映っています。本物の太陽は画面の左端にあり、太陽の光が上空の氷の粒に当たって、幻の太陽をつくっています。
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2015年7月24日 富士登山競走山頂コース10回目の完走!

1998年から18年間取り組んできた富士登山競走。目標としていた10回目の山頂コース時間内完走を達成できました。職場の皆様や家族のご理解と、一緒に合宿など練習会を開催していただいたランナー仲間のお蔭もあって、ここまで続けてこれたと思っております。皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。今後ともランニングを謙虚な気持ちで取り組んで参りたいと思っております。今後ともご指導・ご鞭撻のほど宜しくお願いいたします。
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2012年7月14日 富士山のつるし雲~現れたら暴風、崩れたら風収まる

富士山のふもとで撮影しました。ふもとはそれほど風が強くありませんでしたが、標高が高くなるごとに風が強まりました。8合目付近では何かにつかまっていないと立っていられないほどの暴風でした。しかし、8合目の山小屋のご主人が、つるし雲の形が崩れてきたから風は収まるとおっしゃいました。この言葉通り、山頂付近ではそれほどの強風ではありませんでした。つるし雲の形が崩れたら風が収まる、登山に使えそうですね。
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2012年4月7~8日 屋久島に初めて行く 写真の左 縄文杉 右 宮之浦岳山頂

九州人の私にとって屋久島というのは昔から特別な存在でした。何せ世界遺産の島で、「縄文杉」と九州最高峰「宮之浦岳1936m」があるからです。また、気象予報士としても一度は訪れたいと思っていました。年間降水量が4千㍉を超える日本有数の多雨地でもあり、飛行機から屋久島を見て雨の多い理由がわかりました。暖かな海に囲まれ海面から高く突き出た屋久島は、海上を吹いてきた湿った風がぶつかって雨雲が発達しやすい地形になっています。4/7~8日は珍しく2日間ともよく晴れて山を歩くには絶好のコンディションでした。今回はちょっと欲張って、縄文杉と宮之浦岳の両方を楽しんできました。初日に登った縄文杉はさすがに迫力があって、神秘的な雰囲気が漂っていました。自然のパワーをいただきました。二日目に登った宮之浦岳は、奇岩の多い山で山頂にも大きな岩がありました。天候も良かったため、360度見渡せました。登山道のいたるところに水が湧き出ていて、渇いたのどを潤してくれました。さすがに雨が多いだけあって、水が豊富な島という印象を持ちました。またいつか機会があったら遊びに行きたいと思います。
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2011年11月29日 ウェザーランニング~箱根路

私が2011年4月から出演している「NHKゆうどきネットワーク」の新コーナー、ウェザーランニングの記念すべき第1回の放送がありました。走りながら天気の探検をするコーナーです。走ることでランニングハイになり、研ぎ澄まされた感性で見たもの感じたものをお伝えするものです。今回は駅伝で有名な箱根の山を走りました。コースは箱根湯本から芦ノ湖までの約20キロです。上りのきつさはもちろん、箱根特有の風「鉄砲風」が向かい風となって襲いかかりました。国道1号の最高地点付近では特に強く吹きました。箱根の山は海から突き出ている地形となっているため、標高が高い峠付近では風が強まります。写真は、芦ノ湖と富士山のシルエットです。くたくたになりながらたどりゴールに着いて、この素晴らしい景色に出会ったときは涙が出るくらい感動しました。
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2010年7月27日 12回目の富士登山競走~山頂の制限時間を4分オーバーでゴール

今年の富士登山競走は悔しい結果になりました。おととしは仕事で参加できず、去年は悪天候のため5合目でレースが打ち切りでした。ですから、何とか今年こそは、という気持ちで望んだのですが、あと一歩及びませんでした。5合目の関門を2時間11分と過去最も遅い通過、それから挽回できるほどの力がありませんでした。8合目の関門は3時間58分、4時間の制限時間をギリギリ通過でした。それでもあきらめずに最後まで頑張ったのですが、山頂まであとわずかのところでタイムアウトでした。これで山頂コース(距離21k、高低差3k)の制限時間(4時間30分)をオーバーしたのは2回目です。山頂の鳥居が目前に見えていただけに。。。しかし、富士山は絶対に逃げません。また挑戦したいと思います。この”4分”を一年で短縮すればいいわけですから。写真は今年7月10日の合宿時の様子です。
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2010年4月4日 青山さん撮影 幸手市さくらマラソン大会招待選手 終了後のサイン会 寒かった~。まさに花冷え。

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2010年2月5日撮影 ダブルダイヤモンド冨士 まるちゃん 寒い中、よくやりましたね。

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2010年1月10日撮影 ダイヤモンド冨士 まるちゃん

まるちゃんは気象予報士です。私がとあるカルチャーセンターで気象予報士講座をしていた時の生徒さんでした。いわば”教え子第1号”の気象予報士合格者です。私と同じく富士山にはこだわりがある人で、富士登山競走の5合目コースに出場されています。やがては山頂コースにもチャレンジされるのではないでしょうか。今度はダブルダイヤモンド富士といって、湖面に映る逆さダイヤモンド冨士の撮影を狙っているそうです。湖面が鏡のようになる風の弱い日が撮影のチャンスですね。
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2009年11月24日 新たな旅立ちにエール 写真 左 ゆっちさん提供 右 うどんこさん提供

ゆっちさん、長い間ありがとうございました。「ゆっちさん」とは、私の応援サイトを管理されている方です。しばらく首都圏でお仕事をされていたのですが、この度、海外で生活をされることになりました。11月14日、ゆっちさんの門出祝福パーティーの写真が左です。私のこと?がケーキに飾られているのは、私が別件で参加できなかったからです。。。そして、右の写真は、20日ゆっちさんが旅立った日の雲の様子です。さば雲が空一面を覆い凄い雲でした。さすがですね、ゆっちさん。私にとっても心強い人だっただけに寂しい気持ちがしますが、今後は彼女が残していったこの雲を見て頑張ろうと思います。ゆっちさんもチャレンジ精神でファイト!
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2009年9月22日  故郷

私の生まれ故郷熊本県です。母方の実家のある所です。写真の右から左に流れる川は、熊本県を流れる日本三大急流「球磨川(くまがわ)」です。ここは最近になってダムが開放され、かつての清流が戻りつつあります。私が子供のころは、緑色をした水がよどんでいました。あのころは母に見せられた過去の写真で清流だったことを知り、それが今、昔の姿に戻っていることを嬉しく思います。川の流れと同じように、時代が変わりつつあるようですね。今、私が最も落ち着く光景です。
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2009年7月25日 富士山で見た”竜”のような雲

富士登山競走は、悪天候のため残念ながら5合目レース打ち切りとなりました。大会の翌日、風雨が強かったにもかかわらず歩いて山頂まで登ってきました。フランス人の友人との約束で、前々から計画していました。8合目あたりから上では、雨が下から吹き上げてくる感覚でした。山頂の山小屋では寒さで長くいることができず、すぐに下山しました。5合目に戻ると雨は止み、時折、晴れ間が覗くほどでした。そこで上空を見上げたら、まるで竜のような雲が浮かんでいました。写真の左上が竜の顔、右下が手のようにも見えますが皆さんはいかがでしょうか。馬のような、犬のような、それぞれの思いで色々な形に見えますね。
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2009年5月4日午後11時 高校時代の恩師(故 上田 彰先生)逝く 写真 左 先生 右 私(高校3年時)

上田先生、いや~彰先生、ありがとう!大変、お世話になりました。こんな先生が大好きでした。卒業式の時のお言葉「登山道の植物をよけて座るような人間になれ」、私が独立したときのお言葉「どぎゃんでんなるたい!(どうにでもなる)」、私を母校の八代高校の講演会に呼んで頂いた時のお言葉「40台半ばで仕事ば定めろ!いつでも八代(故郷)に戻ってきてよか!」、いずれも私の胸に刻んで生きてゆきます。この写真は、体育祭の仮装行列で先生が化粧をして楽しそうにしている様子です。先生の教え子の皆さん、何か思うことがあったら、ここにアクセスしてくださいね。きっと、ヒントがあるはずです。
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2007年8月 夏の思い出~大学の硬式ソフトボール部OB戦(撮影 教師 岩城さん)

16年前と変わらない東京学芸大学のソフトボール練習場。草が生い茂り、でこぼこ。そんな恵まれない環境で練習し、インカレに2回行けた思い出の場所。そこで久々にキャッチャーをやり、皮でできた硬式ソフトボールの感触を楽しみました。3打数2安打2打点、内訳はレフトオーバー、センターオーバーのヒット。何よりも、先輩や同級生と一緒にプレーできたことがとっても楽しかったです。守備のキャッチャーでは3つの盗塁を阻止しました。自分もまだやれるんだ・・・・、自信を取り戻した一日でした。でもなぜか、ユニフォームは首都圏バカーズ(現 軟式野球部)のものです(笑)。
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2004年3月29日 東京桜満開 大西さん

東京は3月18日の開花から11日で満開になりました。普通、一週間で満開になるのですが、ことしは雪が降るなど寒いもあったので花の咲き方がゆっくりでした。過去に開花から満開までの日数が最も長かったのは、20日(昭和12年)です。11日で満開というのは10番目に長い記録でした。ことしは桜が長く見ることができて、宴会も数多くできそうですね。
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2004年3月20日 春分の日の”名残雪”  春日部

大きなボタン雪でした。雪の結晶同士が付着して、まるでティッシュのような大きな雪がひらひらと舞いました。気温が3度ぐらいあり、雪が降るにしては比較的温度が高かったことが原因のようです。うっすらと積もるほどでしたが、やがて雨に変わりました。「暑さ寒さも彼岸まで」といわれるように、彼岸が過ぎると桜が満開となり、春本番になります。新しく始まる世界に気持ちが移ろうとする一方で、去り行く世界を名残惜しむかのように降る雪でした。
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2004年2月 伊豆大室山の山焼き ヒライズムさん

これは決して山火事ではありません。山焼きです。山の麓に火をつけると、斜面を上昇する風に乗って火は山頂へと拡がって行きます。左側が火をつけたとき、右側が丸焦げになって火が収まったときのようすです。右側の斜面に白く渦を巻いた煙があるのにお気づきでしょうか。竜巻のようにも見えますが、実は上昇気流によってできたつむじ風が煙によってビジュアルかされたものです。晴れているときに運動場でできる渦状の砂埃と同じものです。竜巻とつむじ風の違いは、上空に親雲があるかどうかです。ご覧の通り晴れていますので、これはつむじ風というわけです。
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2004年1月11日 赤城山の雲とスキー場の雪 うどんこさん

うどんこさんはスキー場に行くとき、赤城山(あかぎやま)を見てウェアーの下に何枚着込むか決めるそうです。左の写真は、関越自動車を新潟方面に向かっているときに撮影された赤城山(群馬県)の雲のようすです。山の上には、新潟県方面から南下した雪雲がかかっています。赤城山の上にこのような雲がかかるときは、北風が強く、山は吹雪のことが多くなります。うどんこさんは、このようすを見て服を着込んだそうです。そして、たどり着いたスキー場は右の写真のとおり、吹雪でした。うどんこさん、当たりましたね!こうして、スキー場の天気を事前に知る方法を見つけておくと役に立ちますね。
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2003年12月27日 二重富士 Hanakoさん

Hanakoさんが東京・小平市から撮影した2003年12月27日の富士山です。よ~く見ると、富士山の上に別のニセ富士山がありますでしょう。これは、富士山の影なんです。なぜ、富士山の上に影ができているように見えるかというと、二つの理由から説明できます。まず、一つは影が富士山と撮影者Hanakoさんのと間にある薄い雲やチリのスクリーンに映っているということです。二つめは、太陽が富士山の裏側にあり、富士山を下から照らしているのです(右図)。このために、見かけ上、富士山の影が山の上のほうにあるようになるわけです。
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2004年1月4日 初詣マラソン

東京・浅草の浅草寺(せんそうじ)で初詣をしました。しかし、ただの初詣ではないのです。仲間30人で東京ベイエリアをマラソンし、コースの途中の浅草でついでにお参りをしたのです。月島~お台場~レインボーブリッジ~浅草~月島のコースで距離は33キロでした。というわけで、Tシャツに帽子姿なのです。下半身は赤のタイツ、リュックも赤、浅草寺も赤、携帯ストラップも赤ザル。私も、このあと月島でもんじゃ新年会を開き、赤ザル状態になりました・・・。赤ザルは縁起がいいとのことですから。
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2004年1月1日 初日の出  北角さん

2004年、申年の幕開けです。聞くところによると、赤と猿は縁起がいいそうです。赤い朝焼け、赤い太陽、この写真を見ているだけで、ご利益がありそうですね。ことし一年も、元気に過ごしたいものです。ところで、朝焼けと夕焼け、どちらが赤いかごぞんじでしょうか。実は、夕焼けのほうが赤いのです。なぜならば、朝より夕方のほうが大気中のチリや水蒸気が多いのでよりいっそう赤い光が強調されるのです。
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2003年最後の画像 onitangさん

いよいよ2003年最後の画像となりました。皆様に支えられて、多くの美しい画像を発信することができました。感謝申し上げます。onitangさんは、自称”旅行バカ”というだけあって、各地の景色を撮影してくださいました。これは、25日、クリスマスの東京・六本木ヒルズ52階から見た、都内の様子です。この日はコートが必要ないぐらいの暖かさでした。空は晴れているのに、このような白っぽいモヤがかかっていました。ちょうど東京を境に南風と北風がぶつかり、チリやほこりなどが東京都内に集まってしまったことも原因の一つです。ちなみに、クリスマスということで恋人同士がごった返す中、onitangさんは”愛する人”と一緒ではなかったらしいです・・・・。ちょっと納得できませんが様々な「モヤモヤ」を来年こそは吹き飛ばして、よい一年にしたいものです。
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2003年12月27日 東京 初雪

我が家は東京の郊外!?埼玉県にありますが、朝起きたらビックリ!雪がうっすらと積もっているではありませんか。思わずシャッターを切りました。東京の初雪は、平年と比べると6日早かったのです。サンタクロースのちょっとした置き土産だったのでしょうか。おそらく、この寒波でスキー場の雪も一気に増えたことでしょう。暖冬気味で雪の少なさが心配されていましたが、年末年始はスキーやスノーボードを楽しめそうなゲレンデ状態になりそうですね。
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2003年12月 冬の薄明と富士山のシルエット

我が家から見た、12月のある寒い日の夕方です。この日は北風が強く、関東地方でも小雪の舞ったところがありました。地平線はオレンジ、上空へ行くほど青い色へのグラデーションとなっています。このように、太陽が地平線に沈んでも1時間か1時間半、空が明るいことを”薄明”といいます。薄明は明るい順に常用薄明、航海薄明、天文薄明となりますが、地平線(水平線)が見える程度の明るさなので、これは航海薄明です。地平線付近には富士山のシルエットも見えました。
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2003年11月 富良野 大西さん

北海道富良野の11月上旬の風景です。見える山は十勝岳、雪が積もっています。ことしの北海道は山の雪が早かったにもかかわらず、ふもとの雪はいつもの年より遅くなりました。「青山に雪降れば、暖冬」などといわれるように山が紅葉する前の早い時期に雪が降れば、本格的な冬の訪れはいつもより遅くなるということです。なぜかというと、北極の寒気は蓄積と放出を繰り返すからです。寒気が早めに放出されて日本付近に流れ込んでくると、北極で寒気が蓄積されるまでの期間は日本付近では比較的暖かな天候が多くなります。少なくとも11月一杯はこの”蓄積”期間にあたり、日本列島への寒気の流れ込みは少ないので厳しい冷え込みもなさそうです。
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2003年11月 赤城山 onitangさん

群馬県の前橋の北にある標高が1800メートルぐらいの火山です。「あかぎやま」と呼びます。これから本格的な冬になると、”空っ風”が吹きます。空っ風とは、冬に日本海側から山を越えて太平洋側に吹く乾いた北風のことです。乾っ風とも書くことがあります。実は、赤城山の様子から空っ風の前兆を捉えることができるんです。「赤城山あたりに雲があると風となる(埼玉県)」ということわざがあります。どういうことかというと、冬に北風の強いときには日本海からの雪雲が赤城山にかかりますが、風が赤城山を越えると雲が消えてしまうので麓の関東平野は晴れます。つまり、麓の上空は晴れていても北風が強く、赤城山を見ると山の上には雲がかかっている状態となるのです。
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ハワイワイキキ  ヒライズムさん

ハワイに行って、この夕日で何人の人が幸せになっただろう!?
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2003年晩秋 月山花笠ラインの紅葉 大西さん

旅行好きな大西さんが山形県の月山花笠ラインで撮影しました。見事な紅葉と奥の山の雪景色、晩秋と初冬が同居する光景です。日本海からの雲が季節風に乗ってやってきて、山には雪を降らせています。大西さんは寒さの中の撮影ありがとうございました。この後の温泉は格別なものがあったのではないでしょうか。もしかして、”愛する人”との紅葉狩りでしたか!?
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2003年10月13日 我が家から見えた富士山

10月13日、嵐の後に我が家から見えた富士山です。およそ100キロメートル離れていますが、冬場に向かって季節風が吹くと見える機会が多くなります。嵐で浄化されて空気が澄んでいたために、この時期でも見えました。この日は残念ながら裾野だけでしたが、もうまもなく山頂に雪を抱いた姿を見せてくれることでしょう。話は変わりますが、それにしてもこうして眺めると電線が多いですね。まるでくもの巣を張ったように。強風が吹くと、これらの電線が鳴り響きます。ことわざを一つつくりました。「電線が鳴ると富士山が見える(関東地方)」。
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2003年秋 天女の帯

夕暮れ時には、夕日と雲のおりなす芸術作品が見られます。写真の中央から上端に長く伸びた影は、「天女の帯」と呼ばれます。中央下の雲の影が、そのさらに上空にある薄雲のスクリーンに映し出されています。時には、空の端から端まで伸びていることもあり、まるで空を飛ぶ天女の長い帯がたなびいているかのようです。
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2003年秋   うろこ雲

秋の季語です。正式な名前は巻積雲と呼ばれます。この雲は上空5000メートル以上のところに現れ、魚のうろこのような形をしています。こうした雲が広がると、天気は次第に雨となることが多いです。この雲に似た形で、一つ一つが大きいのは羊雲と呼ばれます。うろこ雲と羊雲との見分け方は、空に向かって真上に手を伸ばし、手のひらより大きければ羊雲、小さければうろこ雲になります。
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2003年秋 近所のキンモクセイ満開

キンモクセイは秋の季語です。毎年、この花の香りが漂うころには秋本番のさわやかな陽気が訪れるようになり、過去の運動会やお月見などの思い出が蘇ってきます。オレンジ色は私の好きな色の一つなのですが、この花の色の影響もあるような気がします。花は小さいけれども、強い芳香性を持つところに魅力を感じます。
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飛行機から見た雲 大西さん

この飛行機がどこの会社のものなのか、見る人が見ればわかるのではないでしょうか。私は飛行機の向こう側に見える雲の種類はわかります。奄美大島上空、約1万2千メートルから撮影された雲ですが、もくもくした感じと高さから入道雲(積乱雲)ではないかと思います。この雲の下では雷が鳴り、強い雨が降っていると想像できます。雲の上には真っ青な空が広がっています。上空は、水分やチリが少ないので青さが際立ちます。
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2003年 夏の思い出 2 瀬山さん 富士山測候所

富士山測候所では、4人一組、3週間泊まって勤務します。ここで観測されたデータは、無線で地上まで送られます。NHK気象情報では富士山の気温の表示がありますが、そのデータは富士山測候所で観測されたものです。生活用水は、夏には雨水、冬には雪を溶かして確保します。
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2003年9月9日 月と火星 大西さん

9月9日は火星が月のすぐ真下を通る日でした。ことしは火星が地球に大接近しているので火星が大きく見えました。月の真下にぽつんとあるのが火星です。火星は、東の空にある時には月の左側にありましたが、夜遅くなって空高くまで昇ると月の右側へ移動して行きました。9月11日は満月、中秋の名月です。月見をするとリラックスする効果があるとのことです。でも、ことしはうかうかしていられません。強い台風が接近する恐れがあります。名月のころは大潮となり通常より海面が高く、台風の影響が加わると高潮の被害が起こりやすくなります。
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2003年8月28日 朝顔

朝顔は秋の季語です。夏休みに朝顔日記を書きましたね。私が小学校一年のころ、鉢に蒔いた朝顔の種がなかなか双葉を出さずに心配した記憶があります。もう、このまま私の朝顔は芽が出ないのかな~ぁ。隣の友人の朝顔はもう、本葉も出ているというのに・・・。夏休みになって初めての登校日、見事な朝顔が咲いていました。あの時はとっても嬉しかったです。この夏の我が家の朝顔は曇りや雨の日が多いため、昼も咲いている姿をよく見かけます。
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2003年8月9日 onitangさん

この写真、どうやって撮られたかおわかりですか?実は、2枚つなげてあるのです。素晴らしい!太陽が日没寸前にできた虹なので大きな虹になりました。虹は英語でrainbow。rainは「雨」、bowは「弓」。雨によってできた光が弓のような形で7色になるということです。それにしても、onitangさんの観察力には脱帽。いったい何者ですか!?
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2003年8月9日 よねさん

台風10号が通過した夕方、埼玉県さいたま市から撮影されました。二重虹です。これは、東の空で降っている台風の雨粒に、西日が反射してできたものです。日没寸前だったこともあって、大きな虹となりました。しかも、二重に見えました。珍しいですね。はっきりと見えるのが「主虹」、その右側にうっすらと見えるのが「副虹」です。主虹は雨粒の中で光が1回、副虹は2回反射したものです。
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2003年8月 八海山 onitangさん

梅雨明けの声を聞いて新潟県を旅行されました。さすが、自称「旅行バカ」というだけ、思い立ったらふらりと出かけられるとのこと。田園地帯が広がり、連なる山の奥にあるのが有名な「八海山」。山に笠がかぶり、悪天の前兆を知らせています。ことしの夏は天候が安定しないよ、と言わんばかりに。八海山といえば、酒の銘柄にもなっています。八海山からの雪解け水がおいしい米を作り、いい酒の原料にもなるんですね。onitangさんも銘酒を堪能されてきたことでしょうねぇ。
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2003年6月21日 虹 みぽさんより

みぽさんがカメラ付き携帯で撮影しました。激しい雨の後、高速道路を走っていたら虹が見えたということです。運転、大丈夫だったかな?写真で見る限り、後部座席から撮ったようですが。虹は、太陽を背にして雨の降っている方向に見えます。写真でも照明塔や車が光っている様子から、太陽が背後にあることがわかります。”雨の子”ともいわれ、太陽の光が雨粒に当たってプリズムのように反射することで7色に分かれます。私も、子供のころは虹に乗りたくて仕方がありませんでした。この大きさは太陽の角度によって決まります。太陽が斜めの角度から雨粒を照らすほど、大きな虹ができます。夏の夕立の後、東の空を見ると大きな虹に会えますよ。「夕虹は晴れ」ということわざもあり、次の日は大体晴れます。
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2003年7月12日 筑波山を下る雲

筑波山の展望台から見た雲です。画面の左側は、東です。つまり、雲が東から西へと動き、筑波山の尾根伝いを越えてきていました。まるで、筑波山の尾根伝いからドライアイスを流したかのように。当日は、湿った東からの風が吹いていました。尾根の東側は霧雨が降っていました。一方、尾根の西側(わたしのいるところ)の展望台は晴れていました。山の天気は、尾根を隔てただけでこんなに違うものか、と思いました。翌日の東京の最高気温は、10度ぐらい低くなりました。つまり、この雲は気温が低くなるという前兆だったのです。関東地方では、東からの湿った風が吹くと、気温が低くなります。関東地方の東の鹿島灘は、親潮(寒流)が流れているため、寒流の上を吹き渡ってきた東風は当然ながら低温をもたらします。
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2003年6月6日 筑波山

関東平野のほぼ中央に位置し、茨城県の南部にある標高約880メートルの山です。ホームぺージの開設を記念して登りました。登ったというよりは、駆け上がったという感じです。富士登山競走(毎年7月下旬開催)の練習も兼ねて。年に5回ぐらいは行き、登山中に蛇とガマガエルの決闘をみたこともあります。天気予報でも重要な山で、かつては山頂付近に観測所がありました。しかし、リストラの一環で最近廃止されました。筑波山の山頂付近の気温が氷点下になると、関東平野でも雪になるという目安にもされていました。「朝富士に夕筑波」、江戸において朝に富士山が、夕方に筑波山が見える、このようなときは晴れるということわざも残されています。