2021年夏、北日本高温、西・東日本平年並み
2021年8月31日
図は気象庁HP掲載から引用、加工した
6月上旬~8月下旬までの気温の平年比。
赤色が多い北日本はかなり高い、
東日本は高い、
西日本は平年並み。
特に、7月中旬から8月上旬は、
北日本に張り出した太平洋高気圧
(図中 Hの黒線範囲)に覆われ、
北海道で真夏日の連続記録を更新するほどの
厳しい暑さだった。
西・東日本は高気圧の周辺からの
湿った空気(図 WET)などにより、
雨が多く極端な猛暑が続かなかった。
8月31日時点での35℃以上の猛暑日日数は、
札幌3日、旭川10日、東京2日、大阪15日、
福岡9日となっている。
札幌と旭川は過去最多だった。
東京や大阪、福岡は大体平年並みの日数。
北海道の真夏日の日数は、
旭川は過去最多だった1928年の37日に及ばず34日、
札幌は過去最多だった1924年の31日に及ばず27日。
およそ100年ほど前にも暑い夏があった。
2021年8月31日
気象予報士・防災士
平井 信行