エルニーニョ現象時は、台風発生遅い傾向

2024年7月2日

ことしの台風1号の発生は、5月26日午前9時、1951年に台風の統計を取り始めて以来、7番目に遅い台風1号の発生となりました。春までエルニーニョ現象が発生していたことが一因のようです。

これまでで最も遅かった台風1号の発生は1998年7月9日午後3時でした。この年の夏はエルニーニョ現象が発生していました。2番目に遅いのは、2016年7月3日午前9時、この年もエルニーニョ現象が春まで発生していました。3番目に遅いのは、1973年7月2日午前3時でした。この年もエルニーニョ現象が春まで発生していました。このように、エルニーニョ現象は台風の発生を遅らせる傾向があるのです。

これらの年の台風上陸数は、1998年が4個、2016年が6個、1973年が1個となっています。台風の発生が遅いからと言って、決して油断できません。

 2024年6月4日