2003年8月18日 日本の冷夏とヨーロッパの猛暑

2003年8月18日

この夏は日本では低温、ヨーロッパでは高温になっています。日本では10年ぶりの冷夏となっていまして、仙台では30度以上の真夏日が7月以降2日だけです。フランスでは56年ぶりの猛暑となり、パリでは8月12日に40度となりました。これらの原因の一つは、偏西風と呼ばれる上空の西風が、「南北に大きく蛇行」しているからです。こうなると、北風と南風が同じ地域で長く続き、異常低温と異常高温になってしまいます。つまり、日本付近では北風が、ヨーロッパ付近では南風が吹き続け、冷夏と猛暑という対照的な現象になっているわけです。