父の言葉を胸に

2025年11月25日

父、信雄が11月2日に他界した。

享年90歳だった。

写真は、父に抱かれた私。

曾祖父、信吉が村長をしていた時に、

球磨川に坂本橋を架けた記念碑を

バックに撮影された。

令和2年7月豪雨の球磨川氾濫の時、

この記念碑も坂本橋も流された。

父はこのことを知らずに

この世を去った。

故郷の良き思い出のまま、、。

それはそれで、父は幸せだったと思う。

以下、

月刊公民館「天気予報はおもしろい」より抜粋。

タイトル「父の言葉を胸に」

◆父の言葉、その1~引いたら負け

90歳で他界した父は、風呂と相撲と酒が大好きでした。大相撲中継をテレビで見る時の口癖が「引いたら負け」でした。私も子供の頃から父と一緒に大相撲中継を見るのが大好きで、友達とも相撲を取って遊んでいました。立ち合いから鋭く相手の懐に入って腰を低くして前に進めば相撲では勝つ確率が高い一方で、態勢が悪くなって押すのを辞めて引いてしまうと相撲に負けてしまうことを体験していました。なので、父の口癖だった「引いたら負け」という言葉は、身に染みてわかっています。

◆父の言葉、その2~俺の人生、何だったんだ

亡父が80歳半ば頃、退院直後に発した言葉が「俺の人生、何だったんだ」でした。80年以上も生きてきた人が、このような感情になる事に驚きました。私から見た父は、高度経済成長、バブルの絶頂期を経験し、引退後も悠々自適な生活を送っているようでした。しかし、大病を患って人生の終わりを悟ったのかどうかわかりませんが、意外でした。80年以上、生きていても人生は短いと感じるからこそ、今を大事に生きなさいと伝えたかったのだろうと解釈しています。

2025年11月25日